- 2023/11/29
ゴルフ場の「友の会」とは?ゴルフ会員権との違いやメリットを紹介!
ゴルフは技術を磨くこと以外に、プレーする環境やコミュニティに所属することも魅力の一つです。その選択肢として「ゴルフ会員権」と「友の会」があります。
「ゴルフ会員権」は多くの人々にとっては馴染み深いものですが、「友の会」という言葉は、まだ一般的ではないかもしれません。
しかし近年、多くのゴルフ場で「友の会」が設立され、多くのゴルファーがそのメリットを享受しています。
本記事では「友の会」に焦点を当て、その魅力やゴルフ会員権との違いをくわしく解説します。
ゴルフを愛する方に、より良いゴルフライフを送るための情報になれば幸いです。
ゴルフ場の「友の会」は、近年のゴルフ業界のトレンドとして注目されている新しい形態の会員制度です。はじめに「友の会」の誕生の背景と特徴について、解説していきます。
「友の会」の誕生は、ゴルフ業界の変化とプレーヤーのニーズの多様化に起因しています。その背景と主な要因は、以下のとおりです。
ゴルフはかつて「高級スポーツ」としてのイメージが強く、一部の富裕層やビジネスマンの間で主に楽しまれていました。しかし、近年ではゴルフの普及が進み、多様な層の人々がゴルフを楽しむようになっています。
この「ゴルフの民主化」の流れの中で、「友の会」はより多くの人々にゴルフを身近に感じてもらうためとして考えられた制度です。
高額な入会金や年会費、さらには売買市場の変動など、伝統的なゴルフ会員権には多くの課題が存在しています。特に若い世代やゴルフ初心者にとっては、これらのハードルがゴルフ会員権の購入を難しくしています。
「友の会」は、これらの課題を解決するための新しい形態の会員制度として導入されたものです。
ゴルフプレーヤーのニーズは多様化しています。週末だけのプレー、家族や友人とのカジュアルなラウンド、練習を主体とした利用など、それぞれのプレーヤーに合わせたサービスが求められています。
「友の会」は、このような多様なニーズに柔軟に対応するために考えられた制度です。
「友の会」は、ゴルフ会員権とは異なる独自の特徴を持っています。以下に、その主な特徴を解説します。
「友の会」の最大の特徴は、手軽に入会できる点です。多くの場合、煩雑な手続きや審査が不要で、オンラインやゴルフ場の受付で簡単に入会手続きを完了することができます。
ゴルフ会員権に比べ、「友の会」は入会金や年会費が格段に安価です。ゴルフを始めたばかりの人や頻繁にプレーしない人でも、気軽にゴルフ場のサービスを利用することができます。
「友の会」は、メンバー間の交流を奨励するイベントやトーナメントを頻繁に開催します。新しいゴルフ仲間を見つける機会が増え、ゴルフをより楽しむことができます。
ゴルフ会員権は、ゴルフ場が提供する特定のサービスや施設を利用する権利を持つことができる制度です。多くの場合、高額な入会金や年会費が必要となりますが、それに見合った多くの特典やサービスが受けられるのが特徴です。
ゴルフ会員権は、ゴルフが高級スポーツとして認識されていた時代から存在しています。特に、都市部や有名なゴルフ場では、会員権を持つことがステータスとして認識されていました。
ゴルフ会員権には主に以下の特典があります。
● 施設の利用:ゴルフ場の全てのコースや施設を利用することができます。
● 優先的な予約:会員は非会員よりも優先的に予約ができます。
● イベント参加:会員限定のトーナメント、イベントへの参加が可能です。
ゴルフ会員権は、市場での売買が活発に行われています。ゴルフ場の人気や経済状況、地域性などによって、会員権の価格は大きく変動します。
ゴルフ場に関連する会員制度としての「友の会」と「ゴルフ会員権」は何が違うのでしょうか。以下でその主な違いを解説します。
● 入会金や年会費が比較的低価格。
● 初心者や気軽にゴルフを楽しみたい方にとって、手頃な価格設定が多い。
● 高額な入会金や年会費が必要となることが一般的。
● 人気のゴルフ場や都心近くのクラブでは、価格はさらに高くなることがある。
● 友の会限定の会員特典やイベントへの参加がメイン。
● ゴルフ会員権メンバー限定のイベントやトーナメントには参加が出来ない。一部のゴルフ場ではメンバー限定の施設は利用できない場合が有る。
● ゴルフ場の全施設の利用が可能。
● 会員限定のイベントやトーナメント、レッスンなどが受けられる。
● 1年もしくは数年の契約となっており、期間が終了すると更新が必要。
● 終身的なものや長期間の利用が可能なものが多い。
● 所有権はなく、譲渡や売買は不可能。
● 所有権があり、市場での売買や譲渡が可能。
● 価格は、ゴルフ場の人気や経済状況によって変動する。
ゴルフ場の「友の会」が人気の理由としては、以下のメリットが挙げられます。
ゴルフ会員権に比べて、入会金や年会費が低価格であるため、初めてのゴルフ会員制度としてもハードルが低くなります。
複雑な審査や手続きが不要で、オンラインやゴルフ場で直接申し込みすることが可能です。
「友の会」メンバー限定のトーナメントやレッスン、ゴルフクリニックなどのイベントが開催されることが多いです。
プレー料金の割引や、ゴルフ場内のレストランやショップでの特典が受けられます。
同じ「友の会」のメンバーとの交流の場が増え、新しいゴルフ仲間を作るチャンスが増えます。
ゴルフ場の最新情報や、他のメンバーからのおすすめ情報などを共有できます。
長期的な契約や高額な費用を気にせず、自分のペースでゴルフを楽しむことができます。
契約期間が終了した後も、更新するかどうかの選択が自由です。
「友の会」には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。以下に、その主なデメリットを解説します。
「友の会」メンバーは、ゴルフ場の全施設を自由に利用することが難しい場合や、特定の日時やコースに制限がかかることがあります。
休日や長期休暇中などの混雑時には、利用が難しくなることがあります。
「友の会」は1年や数年の契約が主流であり、長期的な利用を希望する場合は、定期的な更新が必要となります。
ゴルフ場の方針変更や「友の会」の終了など、更新が難しくなるリスクも考慮する必要があります。
「友の会」には所有権がなく、将来的な資産価値や売却はできません。
他の人に譲渡したり、市場で売買したりすることは不可能です。
ゴルフ場の経営状況や方針により、提供されるサービスや特典が変更されることがあります。
イベントが中止や変更されるリスクも存在します。
「友の会」と「ゴルフ会員権」のどちらを選ぶべきかについては、個人のゴルフに対するスタイルや目的、予算によって異なります。以下に、それぞれの選び方のポイントを解説します。
週に数回プレーするのか、月に数回程度なのか、自分のプレー頻度を確認します。
プレーだけでなく、練習施設やレストラン、その他の施設を利用するかどうかも考慮します。
「友の会」は低価格での入会が可能ですが、「ゴルフ会員権」は高額な入会金が必要な場合が多いです。
年会費やプレー料金など、継続的にかかる費用を確認します。
ゴルフを長期的に楽しむ予定なら、「ゴルフ会員権」の購入を検討する価値があります。
ゴルフを気軽に楽しみたい、または短期間だけの利用を考えている場合は、「友の会」が適しています。
「友の会」や「ゴルフ会員権」によって提供される特典やイベントを確認します。
ゴルフ場の施設やサービスの質も、選び方の重要なポイントとなります。
本記事では「友の会」と「ゴルフ会員権」の違いやそれぞれの特徴を解説しました。
ゴルフはスポーツ以上のものであり、技術や戦略だけでなく、コミュニティとしての側面や施設の利用にも大きな魅力があります。
「友の会」は、低価格で手軽にゴルフ場の特定のサービスやイベントを楽しむことができる新しい形態の会員制度です。
一方、「ゴルフ会員権」は、より長期的な利用を前提とした、ゴルフ場の全施設を利用できる制度となっています。
どちらを選ぶかは、個人のゴルフに対するスタイルや目的、そして予算によって大きく異なります。
重要なのは、どちらの制度もゴルフをより深く楽しむための手段であるということです。最終的な選択は、自分のニーズやライフスタイルに合わせて慎重に行うべきです。
今後のゴルフライフをより充実させるために、この記事が参考となり、最適な選択をしていただけることを心より願っています。
【著者・監修者情報】
株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二
所属
出身大学
明治大学 卒業
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日本全国のゴルフ場はで約2,200コースあり、その内90%は会員制のゴルフ場であります。その会員権総数は約300万枚であります。1年間の会員の移動(名義書換)は会員権総数の4~5%の12~15万枚であり、この会員権の売買を我々会員権業者が取り扱っております。会員権を売りたい方と買いたい方の橋渡し役としての使命を担い、お客様1人1人のニーズに合った情報を迅速且つ正確に収集、提供しお客様のお役に立てる様、日々努力しております。