- 2023/08/21
ゴルフ会員権を高く売る方法とは?売却の際に知っておくべきことも解説
ゴルフ会員権を高く売るためには、適切な知識を持つことが不可欠です。ゴルフ会員権の購入は安価なものではないため、売却時にはできるだけ高く売りたいものです。
しかし、売却に関する知識が不十分な場合、本来の価値を引き出すことが難しくなるかもしれません。
そこで、本記事ではゴルフ会員権を高く売るための方法と、売却の際に知っておくべき重要なポイントについて詳しく解説します。
これらの情報を活用することで、ゴルフ会員権の売却において満足のいく手続きをすることができるでしょう。
はじめに、ゴルフ会員権の基本知識として、会員権の仕組みと取得するメリットを紹介します。
ゴルフ会員権は所有権の形態を取ります。つまり、会員権を購入することで、そのゴルフクラブの会員となり、特定の権利や特典を享受することができます。
ゴルフ会員権の所有者は、所属するゴルフクラブの施設を優先利用できる権利を持ちます。これには、ゴルフコースのプレー権や練習施設の利用、クラブハウスやレストラン、ショップの利用などが含まれます。
ゴルフ会員権は、所有者が他の人に所有権を売却することが可能です。この場合、市場価格に応じて売却価格が決まります。
ゴルフ会員権を取得すると、さまざまなメリットが得られます。以下にゴルフ会員権を取得するメリットを記載しますが、詳細については別記事をご参照ください。
● 優先的にプレー予約ができる
● プレーフィーが安い
● オフィシャルハンディキャップを取得できる
● クラブ競技会に参加できる
● 一人でも気軽に行ける
● ゴルフ仲間が増える
● 優待券が得られる
● 会員専用のロッカーや施設が利用できる
● いつでも練習場やレストランを利用できる
● 会員権が財産になる
ゴルフ会員権を売却するには「会員権業者」を利用するのが一般的です。ゴルフ会員権を売却するにあたって、一番大事なことは会員権の業者選びといっても過言ではありません。
売却手続きをいかに信頼できる業者にお願いできるかが、希望通りに取引できるポイントになります。
ここからは、ゴルフ会員権の会員権業者の選び方について解説します。
ゴルフ会員権取引業協同組合に加入するためには、実績や信頼に基づいた審査を通過する必要があります。そのため、組合に加入できているということだけで、健全な業者であると判断してよいでしょう。
ゴルフ会員権の会員権業者を長年続けている会社は、ゴルフ会員権に関する情報に精通しています。
自分で調べてもでてこないような情報について、きちんと回答してくれるかどうかも契約前に確認してみましょう。
知りたい情報についてすぐに回答してくれる業者のほうが、契約後に何か疑問に思うことが発生しても安心でしょう。
また、ゴルフ場運営会社との信頼関係があるからこそ、長く経営できているともいえます。
ホームページがあり、内容が充実しているかどうかもポイントです。
ゴルフ会員権の相場やゴルフ場の情報、よくある質問についてなどが記載されているか確認しましょう。
情報が最新の内容に更新されているかも、気にしておきましょう。
ゴルフ会員権の購入について何か不明な点がありましたら、ぜひ東都ゴルフへ一度ご相談ください!弊社の特徴について、ご紹介します。
弊社は、関東ゴルフ会員権取引業協同組合に加盟しています。組合の厳しい審査をクリアした安心できる業者です。
弊社は昭和56年に創業してから、数多くの個人・法人との取引を継続しています。お客さまに信頼・安心してご利用いただけるように、手厚いサービスを提供しつづけています。
弊社のホームページは、必要な情報がすぐにわかるように作っています。ゴルフ会員権の購入や売却を初めて考えている方に向けてのページもあるので、一目で情報がわかります。
ゴルフ会員権を売却するには、注意しなければならない点もあります。以下のポイントを確認しておきましょう。
ゴルフ会員権を売却する場合は、複数の業者に依頼しないことが鉄則です。ゴルフ会員権の場合は、複数の業者に売却依頼をしてしまうと、会員権市場の売り物件が増えてしまい、価格が下落する可能性があります。
ゴルフ会員権の売買契約成立後は、キャンセルできません。もし契約を解除することになったら、契約の不履行となり、違約金の支払いが発生します。
ゴルフ会員権の売却でとくに注意が必要なのは「税金」です。売却して利益を得られた場合は、確定申告をしなければなりません。以下に、会員権を売却したときの税金計算について解説します。
譲渡価額-(取得費+譲渡代金)=ゴルフ会員権の譲渡益 (ゴルフ会員権の譲渡益+その他の譲渡益)-特別控除額(50万円を限度)=短期譲渡所得の金額 |
譲渡価額-(取得費+譲渡代金)=ゴルフ会員権の譲渡益 {(ゴルフ会員権の譲渡益+その他の譲渡益)-特別控除額(50万円を限度)}×1/2=長期譲渡所得の金額 |
相続したゴルフ会員権を市場で売却するときには、以下のような注意点があります。
被相続人から相続人へ名義書換が必要かどうかをゴルフ場に確認します。名義書換が必要の場合は、名義書換料の支払いが発生する可能性もあるので注意が必要です。
ゴルフ場によっては相続による売却の場合、市場で売却できるまでの間は年会費を優遇する措置があります。市場で売却できるまでにはある程度時間がかかるため、助かるポイントでしょう。
売却時の税金
相続したゴルフ会員権を売却する場合、相続税と所得税の支払いが必要です。
相続してから5年未満か以上かで支払い額に差があり、相続税の申告期限から3年未満に会員権を売却(譲渡)した場合には、税金の負担が軽くなる「取得費加算の特例」の優遇措置が受けられます。
ゴルフ会員権を相続して売却する手続きには、以下の書類の準備が必要です。
● 遺産分割協議書もしくは相続同意書
● 亡くなられた会員が生まれてから亡くなるまでの改製原戸籍謄本(法定相続人全員を確定するため)
● 亡くなられた会員の除籍謄本
● 法定相続人全員の戸籍謄本
● 法定相続人全員の印鑑証明書
ここからは、ゴルフ会員権を売却するときの手順について解説していきます。
はじめに、売却を検討しているゴルフ会員権の相場を調べます。相場は、ゴルフ会員権業者のホームページから調べることが可能です。
ゴルフ会員権の相場を把握して価格に納得できたら、売却の注文をします。ゴルフ会員権業者に連絡をし、売却申込書と合わせて証券のコピーを提出します。
事前に把握したゴルフ会員権の相場と大差がなく、許容範囲の価格帯の中で買い手が見つかれば、正式に契約を締結します。具体的な取引日等の条件を決定して、必要な書類を準備します。
必要書類に記入、実印を捺印し、会員権証券や必要書類と引き換えに代金を受け取ります。また、郵送取引の場合は書類に不備がなく受理されれば、後日売却代金が振り込まれます。
ゴルフ会員権を高く売るためには、適切な会員権業者に依頼することが重要です。
専門家から的確なアドバイスを受けることができ、売却の手続きや契約書の作成など、売却一連の手続きをスムーズに進めるための力になってくれます。
売却するタイミングや市場の状況を考慮し、税務上の注意事項にも留意しながら、売却を進めましょう。
ゴルフ会員権の売却においては、適切な知識と戦略の活用が成功の鍵となります。
【著者・監修者情報】
株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二
所属
出身大学
明治大学 卒業
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日本全国のゴルフ場はで約2,200コースあり、その内90%は会員制のゴルフ場であります。その会員権総数は約300万枚であります。1年間の会員の移動(名義書換)は会員権総数の4~5%の12~15万枚であり、この会員権の売買を我々会員権業者が取り扱っております。会員権を売りたい方と買いたい方の橋渡し役としての使命を担い、お客様1人1人のニーズに合った情報を迅速且つ正確に収集、提供しお客様のお役に立てる様、日々努力しております。