ゴルフ会員権関連コラム

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2024/12/12

ゴルフ会員権は時代遅れではなく今後も必要とされる!会員権の価値や動向を解説

ゴルフ会員権は時代遅れではなく今後も必要とされる!会員権の価値や動向を解説

ゴルフ会員権は、かつて社会的ステータスの一つであり、ビジネスの場での重要な資産とされてきましたが、近年では「時代遅れ」との声も聞かれるようになりました。

 

しかし、実際のところ、ゴルフ会員権は今でも多くのゴルファーにとって必要不可欠な存在です。

 

リモートワークの普及や健康志向の高まりを背景に、ゴルフの需要が再び注目され、ゴルフ会員権も新たな価値を持っています。

 

本記事では、ゴルフ会員権の歴史やその価値、購入時の注意点などについて詳しく解説し、なぜ今後も必要とされるのかを探っていきます。

ゴルフ会員権は本当に時代遅れ?

近年、ゴルフ会員権は「時代遅れ」と見なされることが増えてきましたが、はたして本当に今の時代には必要ないのでしょうか?

 

まずは、その歴史と、時代遅れとされる理由について詳しく見ていきましょう。

ゴルフ会員権の歴史

ゴルフが富裕層のスポーツとして定着し始めた昭和初期には、会員権を購入し、名門ゴルフ場の会員となることが一種のステータスシンボルとなっていました。

 

特に、バブル期の1980年代後半から1990年代初頭には、ゴルフ会員権が大きな投資対象ともされ、名門ゴルフ場の会員権は数千万円で取引されることも珍しくありませんでした。

 

また、ゴルフ会員権はビジネスの場としても重宝され、取引先との商談や接待をゴルフ場で行うなど、重要なビジネスパートナーシップを築く機会として利用されてきたのです。

 

このように、会員権は社会的な地位を示すものであり、ゴルフ場を安定的に利用できる特典があることから、長い間その価値を維持してきました。

 

しかし、時代が進むにつれて、ゴルフの楽しみ方や利用方法も多様化し始め、ゴルフ会員権の必要性が見直される時期が訪れることになります。

時代遅れとされる理由

ゴルフ会員権が「時代遅れ」とされる主な理由の一つは、インターネットの普及によるゴルフ場の利用方法の変化です。

 

近年では、多くのゴルフ場がオンライン予約システムを導入しており、誰でも手軽に空き時間を確認し、予約を入れられるようになっています。

 

このため、わざわざ高額な会員権を購入しなくても、簡単にプレーできる環境が整ってきました。

 

特にスマートフォンアプリの発達によって、ゴルフのプレーが以前よりも柔軟かつ手軽になったことは、会員権の魅力を薄れさせる要因となっています。

 

また、会員権を購入する際のコストの高さも時代遅れと感じられる理由の一つです。

 

多くのゴルフ会員権は数百万円以上の代金がかかる上に、年会費やプレーごとの利用料が発生します。

 

こうした高額なコストに対して、ゴルフのプレー頻度が低い場合、経済的に負担が大きく感じられ、コストパフォーマンスが悪いとされることがあります。

 

さらに、ゴルフ人口の減少も大きな課題です。

 

若年層にとってゴルフは、ほかのスポーツや娯楽と比較して時間やお金がかかるため、会員権の購入に対して消極的な傾向があります。

 

このような背景から、ゴルフ会員権は「時代遅れ」とされるようになってきたのです。

 

とはいえ、時代遅れと見なされる要因がある一方で、会員権が依然として価値を持ち続ける理由も多く存在します。それについては以下で詳しく説明していきます。

ゴルフ会員権が今でも必要とされる理由

ゴルフ会員権は「時代遅れ」といわれることもありますが、依然として多くのゴルファーにとって価値のある存在です。

 

ここでは、今でもゴルフ会員権が求められる理由について、ステータスとしての価値と具体的なメリットを解説します。

ステータスとしての価値

ゴルフ会員権は、所有自体がステータスの象徴として機能しています。

 

特に名門ゴルフ場の会員権は、富裕層やビジネスエリートの間で高い評価を得ています。

 

例えば、東京都内の有名ゴルフ場の会員権は、数百万円から数千万円の価格で取引されることがあり、所有しているだけで一目置かれる存在になるでしょう。

 

また、ゴルフはビジネスの場としても長い歴史があります。

 

重要な商談や人脈形成の場として、ゴルフを通じて信頼関係を築くことが可能です。

 

会員になることで、ビジネスの場で有利な立場に立つことができる場面も多く、特に接待ゴルフが盛んな業界では、会員権があれば取引先を特別な環境で迎えることができます。

 

このように、ゴルフ会員権は単なる趣味のための道具ではなく、社会的な価値を持つ重要な資産として捉えられています。

ゴルフ会員権を持つメリット

ゴルフ会員権を所有することで得られるメリットは多岐にわたります。

 

まず、ゴルフ場を頻繁に利用する人にとっては、プレー代金が割安になる点が大きな魅力です。

 

例えば、非会員だと1ラウンドごとに数万円かかることもありますが、会員であればメンバー料金が適用されるため、コストパフォーマンスが向上します。

 

さらに、会員には優先的な予約枠が用意されることが多く、混雑している日でも希望する日時にプレーできる点も大きな特典です。

 

加えて、会員だけが参加できるクラブ内のイベントやコンペに招待される機会も増えるため、同じ趣味を持つ仲間とつながることができ、ゴルフライフがさらに充実します。

 

また、ゴルフ場によっては、会員専用のロッカールームやラウンジ、レストランなどが用意されており、プレー以外の時間も快適に過ごせます。

 

さらに、家族や友人を招待して一緒にプレーすることができる点も、非会員にはないメリットといえるでしょう。

 

一方、ゴルフ会員権を投資と捉える人も少なくありません。特に人気の高いゴルフ場では、会員権の価格が上昇することがあり、長期的に所有することで資産価値が高まる可能性もあります。

 

名門ゴルフ場の会員権はその希少性から価値が落ちにくい傾向があり、売却時に利益を得ることができるケースもあるため、経済的なメリットも見逃せません。

 

これらの理由から、ゴルフ会員権は今でも多くのゴルファーにとって、趣味やビジネス、そして投資としての価値を持ち続けているのです。

今後のゴルフ会員権の動向

ゴルフ会員権は時代遅れといわれつつも、今後も重要な存在であり続ける可能性があります。

 

ここでは、今後のゴルフ会員権の需要の背景や、業界全体での技術革新について詳しく解説します。

需要の増加背景

近年、ゴルフ会員権に対する需要が再び高まりつつある背景にはいくつかの要因が考えられますが、まず1つ目にリモートワークの普及が挙げられます。

 

新型コロナウイルスの影響で働き方が大きく変化し、在宅勤務やフレキシブルな勤務形態が広がったことで、平日にゴルフを楽しむ人々が増えてきました。

 

特に平日利用の会員権は、これまで忙しくてゴルフに行けなかった層にとって非常に魅力的です。

 

また、健康志向の高まりも大きな要因です。運動不足解消やストレス発散のため、自然の中で体を動かせるゴルフが注目されています。

 

こうした背景から、ゴルフ会員権の需要は一部で再び増加傾向にあるのです。

 

さらに、若年層をターゲットにしたプロモーションや、ファミリー向けプランの導入など、新しい会員層を取り込むための工夫も進んでいます。

 

従来の高齢層だけでなく、幅広い年齢層がゴルフを楽しむことができる環境が整いつつあります。

ゴルフ業界の技術革新

ゴルフ業界では、技術の進化がゴルフ会員権の価値を再評価させる要因にもなっています。

 

特にVR(バーチャルリアリティ)やAI(人工知能)を活用したトレーニングや分析ツールが普及しており、プレーヤーはより効率的にスキルを向上させることが可能になりました。

 

例えば、AIがゴルフスイングをリアルタイムで解析し、個々のプレーヤーに最適な練習方法を提案するシステムは、多くのゴルファーから好評を得ています。

 

さらに、オンライン予約システムの進化も無視できません。スマートフォンを使って、数クリックで簡単にゴルフ場の空き状況を確認でき、予約を完了することができます。

 

自分のスケジュールに合わせたプレー計画を立てやすくなり、利便性が格段に向上しています。

 

また、ドローン技術を活用したコースの空撮や、バーチャルツアーを提供するゴルフ場も増え、ゴルフ場の魅力を視覚的にアピールする手段が増えています。

 

今後もこうした技術革新が進むことで、ゴルフ業界全体の利用者体験がさらに向上し、会員権の魅力が増す可能性があります。

 

ゴルフ会員権を持つことが、単なる特権ではなく、より充実したゴルフライフを楽しむための重要な手段として再認識されるでしょう。

ゴルフ会員権を購入する際に知っておくべきポイント

ゴルフ会員権を購入する際には、事前に知っておくべきポイントがいくつかあります。

 

ここでは、購入時に特に注意すべき「コスト」と「利用頻度」について解説します。

コスト

ゴルフ会員権を購入する際、もっとも大きなハードルとなるのがコストです。

 

会員権自体の価格はゴルフ場や地域によって大きく異なりますが、名門ゴルフ場では数百万円から数千万円の価格が一般的です。

 

例えば、東京都内にある有名ゴルフ場の会員権は、2023年時点で数千万円を超えていました。

 

このような高額な初期コストに加え、年会費も考慮しなければなりません。

 

年会費は、ゴルフ場の設備やサービスの質によって異なり、数万円から数十万円程度が目安とされています。

 

年会費には、クラブハウスの管理やコースの整備費、さらにはイベントの運営費などが含まれるため、利用しない月でも支払う必要があります。

 

このため、購入前に自分が負担できる範囲のコストをしっかりと確認し、無理のない選択をすることが重要です。

 

最近では、若年層向けの割引プランやファミリー向けの会員制度なども登場しています。

 

こうした新しいオプションを活用することで、コストを抑えながらゴルフを楽しむことができる場合もあるでしょう。

利用頻度

ゴルフ会員権の価値を最大限に生かすためには、自分のゴルフプレーの頻度をよく考慮することが必要です。

 

一般的に、会員権を所有するメリットが大きくなるのは、年間に20回以上ゴルフをプレーする場合だといわれています。

 

例えば、1回あたりのプレー代金がビジターでは2万円かかるとすると、20回プレーすれば年間40万円になります。

 

一方で、会員の場合はメンバー料金が適用され、さらに優先予約などの特典も受けられるため、頻繁に利用する人にはコストパフォーマンスが高くなるのです。

 

ただし、月に1回程度しかプレーしない場合、会員権のコストが割高になる可能性があります。

 

特に、年会費を考慮すると、利用頻度が低い場合はビジターとしてプレーしたほうが経済的です。

 

また、ゴルフを楽しむ時間が平日限られている場合、平日利用の会員権を検討するのもよい選択肢です。

ゴルフ会員権を賢く活用するためのアドバイス

ゴルフ会員権を所有するだけではなく、賢く活用することで、ゴルフライフをさらに充実させることができます。

 

特に人気のあるゴルフ場では、週末や祝日の予約が取りづらいことが多いですが、会員であればその心配がほとんどありません。

 

優先予約を活用して、プレーの計画を立てやすくしましょう。

 

また、クラブ内のイベントやコンペに積極的に参加することもおすすめです。

 

会員限定のイベントは、同じゴルフ愛好者とつながる絶好の機会であり、新しい友人やビジネスパートナーとの出会いの場になることもあります。

 

特に、ビジネスシーンでゴルフを活用する場合、こうした人脈づくりは非常に役立つでしょう。

 

さらに、ゴルフ会員権を長期的な投資と捉え、価値が上昇する可能性のあるゴルフ場を選ぶことも重要です。

 

人気のあるゴルフ場や、設備が充実しているゴルフ場の会員権は、将来的に高値で売却できる可能性があり、ゴルフを楽しみつつ資産としての価値も維持できます。

 

賢くゴルフ会員権を利用し、自分のゴルフライフを豊かにしていくためには、プレーの計画とともに長期的な視点も持つことが大切です。

まとめ

ゴルフ会員権は、一部で「時代遅れ」といわれることもありますが、その価値は今も変わらず存在しています。

 

ビジネスの場としての利用や、安定したプレー環境、そしてステータスとしての役割は多くのゴルファーにとって魅力的です。

 

購入時には自分のライフスタイルに合った選択をすることで、ゴルフライフをより充実させることができるでしょう。

株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二

【著者・監修者情報】
株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二

所属

出身大学

明治大学 卒業

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日本全国のゴルフ場はで約2,200コースあり、その内90%は会員制のゴルフ場であります。その会員権総数は約300万枚であります。1年間の会員の移動(名義書換)は会員権総数の4~5%の12~15万枚であり、この会員権の売買を我々会員権業者が取り扱っております。会員権を売りたい方と買いたい方の橋渡し役としての使命を担い、お客様1人1人のニーズに合った情報を迅速且つ正確に収集、提供しお客様のお役に立てる様、日々努力しております。