ゴルフ会員権関連コラム

ゴルフ会員権関連コラム

2024/12/12

ゴルフ会員権は購入してから何回行けば元が取れる?考え方や計算式を解説

ゴルフ会員権は購入してから何回行けば元が取れる?考え方や計算式を解説

ゴルフ会員権を購入する際、多くの人が気になるのは「元を取る」ことです。

 

何回ラウンドすればプレー代金を回収できるのか、どのように購入すればもっともお得なのかといった疑問を抱えている方も多いでしょう。

 

しかし、ゴルフ会員権の真の価値は単に回数やコストの面にあるのではありません。

 

この記事では、元を取るための具体的な計算方法を紹介しつつ、長期的な視点でのゴルフライフの楽しみ方や会員権の購入方法を解説していきます。

ゴルフ会員権で「元を取る」とは?基本的な考え方

ゴルフ会員権を購入するとき、多くの人が「どれくらいの回数で元が取れるのか」という点を考えます。これは費用対効果を判断する上で非常に重要です。

 

会員権にかかる代金は、会員権代金、名義書換料、入会預託金、年会費、取引手数料などがあります。

 

このうち、退会時に返ってこない名義書換料、年会費、取引手数料が「入会時の初期費用」です。

 

「入会時の初期費用」と、ビジターフィーとメンバーフィーの差額をもとに、何回のプレーで元が取れるかを計算できます。

ゴルフ会員権で元を取るための計算式

ここでは、ゴルフ会員権で元を取るための基本的な計算式と、それを用いたシミュレーションを紹介します。

計算式の紹介

ゴルフ会員権で「元を取る」計算式は次のように考えます。

「入会時の初期費用」 ÷ 「ビジターフィーとメンバーフィーの差額」

 

「ビジターフィーとメンバーフィーの差額」は、一般のビジターとしてプレーする際の料金と、会員として支払う料金の差額です。

 

この差額が大きいほど、早く元を取ることができる計算です。

具体的なシミュレーション

具体的な数字を用いて、元を取るためのシミュレーションを行ってみましょう。

 

【Aさんのゴルフ場条件】

    名義書換料:100万円

    年会費:5万円

    取引手数料:5.5万円

    ビジターフィー(土日):30,000円

    メンバーフィー(土日):8,000円

    在籍期間:10年

 

まず、Aさんが支払う「支払った初期費用の合計」は以下のように計算できます。

100万円(名義書換料)+5万円(年会費)×10年分+5.5万円(取引手数料)=155.5万円

 

次に、ビジターフィーとメンバーフィーの差額を求めます。

30,000円(ビジターフィー)-8,000円(メンバーフィー)=22,000円

 

この差額を用いて、何回プレーすれば元が取れるかを計算します。

155.5万円 ÷ 22,000円=約70.7回

 

つまり、Aさんは10年間で約71回プレーすれば元を取ることができます。

 

年間7回のペースでプレーすれば、10年間でこの回数を達成できる計算です。

 

もしAさんが20年間在籍する場合は、年間約4~5回のプレーで元を取ることができるでしょう。

ゴルフ会員権を安く買う方法

ここからは、信頼できる会員権業者を選び、よりお得にゴルフ会員権を購入するための方法を解説します。

信頼できる会員権業者を選ぶ

ゴルフ会員権を購入する際にもっとも重要なのは、信頼できる会員権業者を選ぶことです。

 

例えば、長年にわたって多くの会員権を取り扱っている業者や、顧客からの口コミ評価が高い業者を選ぶことで、安心して取引を進めることができます。

 

実績のある会員権業者は、豊富な取引経験に基づいて、適切なアドバイスや市場動向に関する最新情報を提供してくれます。

 

さらに、購入後に発生する手続きやトラブルにも迅速に対応できるため、安心感があります。

 

特に高額な取引となるため、しっかりとしたサポート体制が整っている業者を選ぶことが、トラブルを未然に防ぐポイントです。

複数の業者から相見積もりを取る

ゴルフ会員権を安く購入するためには、複数の会員権業者から相見積もりを取ることが効果的です。

 

例えば、A業者が提示する会員権の価格が200万円、B業者が190万円だった場合、B業者のほうが安く購入できる可能性が高いです。

 

しかし、単純に価格だけを比較するのではなく、業者のサービス内容も確認することが重要です。

 

アフターサポートや契約後の手続きサポートが充実しているかどうか、契約に関わるトラブル対応の実績があるかも見逃せないポイントです。

 

複数の業者の見積もりをもとに交渉すれば、よりよい条件で購入できる可能性が高まります。

ゴルフ会員権で元を取るための考え方と心構え

ゴルフ会員権を購入する際、元を取ることにとらわれすぎず、長期的な視点でゴルフライフを豊かにするための考え方と心構えについて解説します。

元を取ることだけにとらわれない

ゴルフ会員権は、単にプレー代金を抑えるための手段ではなく、会員限定の特典や快適なゴルフ環境を手に入れるための投資です。

 

例えば、人気の高い名門ゴルフ場では、会員になることで、通常は予約が難しい日でもスムーズにプレーできたり、優先的な予約枠が与えられたりします。

 

また、ゴルフ場での競技会やイベントにも参加できる機会が増え、ゴルフを通じて仲間やコミュニティを広げることができます。

 

そのため、元を取ることだけを目的とせず、自分のゴルフライフをどう楽しむかを考えることが重要です。

 

ゴルフはプレーの回数だけでなく、ゴルフ場で過ごす時間や、そこで得られる新たな体験、仲間との交流にも大きな価値があります。

長期的に見たときのゴルフライフの価値

短期間での「元を取る」ことに焦点を当てると、購入直後はプレー回数にプレッシャーを感じるかもしれません。

 

しかし、ゴルフ会員権の価値は数年から十数年にわたる長いスパンで得られるものです。

 

年間4~5回しかプレーしない場合でも、20年間続ければ合計80~100回プレーすることになります。

 

これだけの回数をビジターとして支払う場合と比較すれば、かなりの節約になるでしょう。

 

また、ゴルフ会員権を持つことで、精神的な充実感やゴルフ場での安心感も得られます。

 

自分の「ホームコース」となるゴルフ場があることで、練習環境が整い、いつでもプレーできるという安心感を得られるのは大きなメリットです。

 

長期的なゴルフライフを見据え、元を取ることだけにとらわれない心構えで、ゴルフ会員権を通じて豊かな時間を楽しむことが大切です。

まとめ

ゴルフ会員権を購入する際に大切なのは、ゴルフをどれだけ楽しむかという視点です。

 

短期的な回数にとらわれず、長期的なゴルフライフの価値を考えることで、会員権の本当の魅力が見えてきます。

 

自分に合ったゴルフライフを見つけ、長く続けられる趣味として充実した時間を過ごしてください。

株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二

【著者・監修者情報】
株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二

所属

出身大学

明治大学 卒業

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日本全国のゴルフ場はで約2,200コースあり、その内90%は会員制のゴルフ場であります。その会員権総数は約300万枚であります。1年間の会員の移動(名義書換)は会員権総数の4~5%の12~15万枚であり、この会員権の売買を我々会員権業者が取り扱っております。会員権を売りたい方と買いたい方の橋渡し役としての使命を担い、お客様1人1人のニーズに合った情報を迅速且つ正確に収集、提供しお客様のお役に立てる様、日々努力しております。