- 2024/02/29
若者のゴルフ会員権ニーズの高まりと今後の会員権相場について
ゴルフはかつて、主にシニア世代に限られた趣味と見なされていましたが、最近ではその考え方が大きく変わりつつあります。
特に若者の間でゴルフの人気が高まり、これが会員権市場に新たな動きをもたらしています。
この記事では、若者によるゴルフ会員権の需要増加の背景とその理由、さらには今後の会員権相場についての展望を掘り下げていきます。
若者がゴルフに注目する理由や、ビジネスとしてのゴルフの価値、そして市場動向の分析を通じて、ゴルフ会員権の未来を予測してみましょう。
はじめに、ゴルフがなぜ若者に受け入れられるようになったのかについて解説します。
新型コロナウイルスの流行は、国民の生活様式に大きな変化をもたらしました。
特にスポーツにおいて、屋内よりも屋外で行う活動が安全とされ、多くの人々が感染リスクが低いと考えられる屋外スポーツへの関心を高めました。
ゴルフは、その代表的な例です。
広いゴルフ場でのプレーは、他の人との十分な距離を保つことが可能であり、安心して楽しむことができます。
実際に、コロナ禍をきっかけにゴルフを始める人が増え、会員権の需要も高まりました。
ゴルフの人気が若い世代に広がる理由には、複数の要因が考えられます。
ゴルフは、自然豊かな環境で行われることが多く、日常の喧騒から離れてリフレッシュできる点が若者にとって魅力的です。
また、テクノロジーの進展により、ゴルフシミュレーションやアプリを利用した練習など、従来とは異なる新しいゴルフ体験が可能になっています。
さらに、SNSの影響も無視できません。若者たちは、インフルエンサーや著名人がゴルフを楽しむ様子をSNSで目にし、ゴルフに対する興味を持ち始めています。
彼らがゴルフ場で撮影した写真やビデオを共有することで、ゴルフの「おしゃれで楽しい」側面が若者に伝わり、ゴルフがトレンドになりつつあります。
ゴルフは単なるスポーツ以上の価値をビジネス界にもたらしています。ここでは、ゴルフがビジネス面でどのような価値を提供しているのかを探ります。
ゴルフは、非常に効果的なコミュニケーションの場としての役割を果たしています。
例えば、ITなどの現代的な業界でも、ゴルフを通じた人とのつながりやチームワークの強化が重要視されています。
コロナ禍での変化に伴い、従来のオフィス中心のビジネススタイルから脱却し、人との繋がりを重視する動きが加速しています。
ゴルフ場は、このようなコミュニケーションを円滑にする理想的な場所であり、同僚やクライアントとの関係を深めるのに役立ちます。
ゴルフは、ビジネスチャンスを広げる場としても貴重な機会となっています。
特に若いビジネスマンにとって、ゴルフコンペやラウンドは、普段接触できない様々な業界の人々と出会い、新しいビジネスチャンスを見つける場になり得ます。
ビジネスとは「人と会うこと」から始まると言われていますが、ゴルフコースはその最適な場所の一つです。
ゴルフを通じて、通常のビジネスシーンでは出会うことのない人々との接点を持つことが可能になり、そこから新たなビジネスのアイデアや提携が生まれることもあります。
ゴルフ会員権の相場は、近年の市場動向や若者の参入により、今後どのような変化を見せるのでしょうか?
新型コロナウイルスが流行してからのゴルフ会員権市場は、一部の地域やゴルフクラブにおいて価格が大幅に上昇しました。
神奈川県の横浜カントリークラブ、埼玉県の飯能ゴルフクラブや狭山ゴルフクラブの会員権価格は、2021年の年初から年末にかけて4~5倍に急上昇した例があります。
このような価格上昇は、屋外スポーツへの関心の高まりや、若い世代の参入が影響していると考えられます。
今後は、2021年のような急激な価格上昇は見られなくとも、会員権の需要は引き続き伸びていくものと思われ、より堅実な相場展開が予想されています。
若者や女性の参入により、新たな需要が生まれることが期待されており、これが会員権市場に新しい活力を与えるでしょう。
ゴルフは、コロナ禍をきっかけに若者からの注目を集め、新たなスポーツトレンドとして位置づけられつつあります。
特に、屋外スポーツとしての安全性や、ビジネスとの親和性が高い点が魅力です。
これらは若者にとって、ゴルフが単なる趣味を超えたものであることを意味しているでしょう。
会員権市場は、この新しい需要に応えつつ変化しており、今後も若者の参入によってさらなる発展が期待されます。
ゴルフ会員権相場の動向はゴルフ業界のみならず、多くの人々にとって関心の対象となり、今後の展開に注目が集まります。
【著者・監修者情報】
株式会社東都ジャパン 代表取締役社長 杉浦 伸二
所属
出身大学
明治大学 卒業
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日本全国のゴルフ場はで約2,200コースあり、その内90%は会員制のゴルフ場であります。その会員権総数は約300万枚であります。1年間の会員の移動(名義書換)は会員権総数の4~5%の12~15万枚であり、この会員権の売買を我々会員権業者が取り扱っております。会員権を売りたい方と買いたい方の橋渡し役としての使命を担い、お客様1人1人のニーズに合った情報を迅速且つ正確に収集、提供しお客様のお役に立てる様、日々努力しております。