- 2024/06/18
- ゴルフの統計から 2024年6月18日
ゴルフの統計から
ゴルフ人口とはゴルフ場に年1回以上行ってプレーした人の総数である。日本においては1992年(平成4年)の1480万人がピークである。この数のほとんどが大人の数と考えると日本の総人口のうち大人の7,8人に1人がゴルフをしていたことになる。まさに大ゴルフブームだったといえる。一番少ない年は2014年(平成26年)の720万でほぼ半分まで落ち込んだ。そして、直近のゴルフ人口は2023年(令和5年)の1050万人であり、コロナ禍でのゴルフ人気の盛り上がりで入場者数が大幅に増えた。
ゴルフ場延べ入場者数のピークは1992年(平成4年)の1億232万人である。1番少ない年は2011年(平成23年)の8432万人であり、直近の2023年4月~2024年3月の入場者数は9129万人まで回復した。
ゴルフ場数においては、2004年(平成16年)の2363コースがピークである。このうち約1/3の800コースが民事再生などの法的整理になり、会員権の信頼感が損なわれ今でも負の遺産から脱却しきれないでいる。民事再生になったゴルフ場の大半は経営者が変わり新しいゴルフ場に生まれ変わり、良くなったゴルフ場もあり悪くなったゴルフ場もある。直近では2024年(令和年)3月で2172コースまで減少し、その中に太陽光に移行したゴルフ場も結構ある。
関東圏平均ゴルフ会員権相場の最高値は1990年2月(平成2年)に付けた4388万円であり、最安値は2020年5月(令和2年)の115万円である。現在の相場は189万円である。コロナ禍で復活したゴルフ人気でゴルフ人口、入場者数が増加し、それに比例して会員権相場も上昇に転じた。
2024年6月18日